2004年に文部科学省の疲労研究班が行った調査で、
日本人の約60%は何らかの疲れを感じていることが判明したそうです。
さらに、「半年以上疲労が続いて悩んでいる」という人が
40%近くもいたという報告もあったということなんですね。
それほど日本では「疲労」を感じている人が多くいるということですが、
疲労の原因や、その科学的なメカニズムはほとんど理解されていないのが
現状と言われています。
実は「疲労」は、「脳疲労」と言われています。
私たちの脳は、大まかに捉えて3層構造になっています。
一番外側にある大きな脳、創造したり考えたりする脳を「大脳新皮質」
その下にある、喜怒哀楽のような感情や本能の脳を「大脳辺縁系」
そして、脳の一番奥にあって、生命維持に欠かせない大きな役割を
担っている4つの脳を総称した脳を「脳幹」と言います。
その3つの脳のうち、「脳幹」が、疲労に大いに関係ありなのです。
「脳幹」は、
・間脳(視床と視床下部)
・中脳
・橋
・延髄
という4つの脳の総称ですが、
その脳幹は私たちの生命を維持する役割があります。
ではその役割とは何なのか?
≪脳幹の役割≫
①自律神経系
②内分泌ホルモン系
③免疫系
④筋肉系
のバランスをとることです。
つまり、疲労が蓄積すると、自律神経系のバランスやホルモンのバランスが崩れたり
免疫力が落ちたり、筋肉のバランスが崩れたりすることで腰痛、肩こりを感じたり
「疲労」を感じるということになります。
つまり、「脳幹」が疲れることで、疲労を感じるということになります。
では、その「脳幹」疲れをとるためにはどうしたらいいのか??
それを、次回以降のブログでご紹介していきたいと思います。
楽しみにしていてくださいね~
では~
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